コミックス『徒花の恋』はじめ、作品に対しての質問です。
3月1日にihr HertZ Seriesでは初のコミックス『徒花の恋』が発売となります。今の率直なお気持ちをお聞かせください。
不安やら緊張を通り越して今は、と……っても嬉しいです!
表題作『徒花の恋』は学生時代に恋した相手にふとしたことから再会するお話です。大人のお話ながら、どこか未熟なふたりの初々しさもある今作はどのようなきっかけでできたお話ですか?
今作の少し前に大学生ものや、他社さんですがオジサンと大学生ものを描かせていただいてたので、次はその間の、大人になりたてでまだ色んな事を割り切れない、青年達のムズムズした恋を描けたら、と思いまして。
亘の意図が見えず期待と不安が募る貴一を見ながら、こちらも一緒にドキドキしました! 真相を最後にもってくる展開でしたが、ご執筆中に工夫されたことや、気をつかったことがありましたら教えてください。
貴一の感情が読者さんに伝わればいいな、と思って描きました。コミックス一冊分の長い(?)お話を描くのが人生二回目で、前回が本当に担当さんにおんぶにだっこ状態だったので、あれではいかん!と今回沢山考えたのですが、反省点が改善できたのかは…解りません…。
ところで、西嶋さんのことが気になっている読者様もたくさんいらっしゃると思います! スマートでかっこいい西嶋さんには今後恋のお話はあるのでしょうか?
恋してほしいです!笑
同時収録の『コハルビヨリ!』は大学生同士の爽やかなお話です。タイプの違うタケルとハジメのキャラクターですが、キャラクター作りで心がけていることはありますか?
ぱっと見た感じ、印象に残りそうなコがいいな、と思って描いているのですが…どんなコにしようかいつも悩みます…。
本編に納めきれなかったエピソードや、製作中の秘話などありましたらぜひ教えてください!
カットしたのは西嶋さん情報でしょうか。ちょっと出過ぎだな、という事で。 あと、原稿上に時々ワンコが乗るので爪跡ついてたりします。
『徒花の恋』を読者のみなさまに読んでいただく上で、注目していただきたいポイントを教えてください。
主人公の貴一が、一度ふられた相手に再会した時の、どきどきもやもや感が伝わればいいなと思います。
ツトム先生は現在アンソロジー『CRAFT』にて「てくてく」を連載中ですね! 二話目が4月発売予定の『CRAFT vol.60』に掲載予定です。こちらはどのようなお話か、ネタバレにならない程度にご紹介いただけますか?
内向的な主人公が社交的な先輩に惹かれる、とみせかけつつ実は先輩の方が先におちてる、というお話です。今回キャラが少し多めなので、皆でわちゃわちゃ出来たらいいなと思ってます。どうぞ宜しくお願いします!
ツトム先生ご本人に関する質問です。
PNの由来を教えてください。
男の子の名前がいいな〜と思って大昔(…)に付けたのをそのまま使ってます。途中苗字つけたり替えたりもしてみたんですけど、こちらで落ち着きました。
漫画を描く上で影響を受けたり、リスペクトしているもの(作家様、本、音楽、映画などなんでも)はありますか? 理由もあわせて教えてください。
沢山ありすぎて…。
でも人間くさい絵柄が特に好みだったりします。
ツトム先生の好きなカップリングやシチェーションはなんですか? またそのどんなところに萌えを感じますか?
下剋上というか、強い(カッコいいとか年上とか、権力が上だとか)者が弱った(攻められる)姿が好きです。
ソフトな絵柄ですが、キャラクターの体格は意外にしっかり鍛えられている印象でした。人物を描かれる際のこだわりでしょうか?
また他にここをこだわっている!というところはありますか?
こだわりというか…さりげない仕草や小さな表情の変化とか、そういうのをさらりと描けるようになりたいです。
最後に、読者のみなさまにメッセージをお願いします。
読者様のおかげで無事に一冊にまとめて頂くこととなりました。ありがとうございます!
自分の他のコミックスとはまた違う一冊になったかなあ、と思いますので少しでも楽しんでいただければ幸いです。