コミックス『いつものふたりで。』はじめ、作品に対しての質問です。
4月24日に自身初のコミックス『いつものふたりで。』が発売となります。今の率直なお気持ちをお聞かせください。
緊張のあまり胃が裏返る毎日を過ごしております。本にしていただけてとても嬉しいです。
表題作『いつものふたりで。』は大学卒業間近の隆太と航が、卒業までの時間を一緒に過ごすお話です。このお話はどのようにして生まれたのでしょうか?
とにかく二人だけの閉鎖的な環境が描いてみたかったんだと思います…だいぶ脱線してしまい勉強不足を痛感するばかりです。
描き下ろしはその後のふたりの姿がえがかれています。『いつものふたりでは。』は鶏尾先生にとって商業初作品でしたが、本編ご執筆当初と描き下ろしご執筆時ではなにか変化はありましたか?
当時、漫画という漫画をしっかり描いた事がなかったこともありまして試行錯誤を繰り返していました…今でも目が回りながら描いているのに変わりありませんが、ネーム作りが以前とはまた違った感覚で楽しかったです。
同時収録の『やさしい悪夢を。』は表題作とはガラッと雰囲気の違う作品です。夢なのか現実なのか、曖昧な世界観が独特なストーリー展開とメリハリのある画面にマッチしていたと思います。このお話を描こうと思ったきっかけはなんでしょうか?
不器用な人を描くのが好きでつい…
『やさしい悪夢を。』のふたりがこれからどうなっていくのかとても気になります。ご執筆中、気をつけていたところなどはありますか? また鶏尾先生の中ではぼんやりとその後のふたりの姿があるのでしょうか?
二人のその後は何十年たってもいちゃいちゃしてると思います。野心も嫉妬も墓まで持ってくんじゃないかな、と、そんないちゃいちゃです…。
気をつけてたところは…スーツのシルエットがきれいに見えるようにと、解いた髪の流れでしょうか。
今回の二作は歳もタイプも違う四人でした。鶏尾先生はキャラクター作りで心がけていることなどはありますか?
不器用な人が好きなので、どうにも偏ってしまってます。不器用系わんこタイプとか
不器用系頑固親父タイプとか、不器用系受身攻めに不器用系盲目的受け…みたいな。
本編に納めきれなかったエピソードや、製作中の秘話などありましたらぜひ教えてください!
やさしい悪夢を。のあまり人に言えないようなオチを考えていました…。
スーツの資料とお坊さんの資料が増えました。
鶏尾先生ご本人に関する質問です。
PNの由来を教えてください。
鶏が好きなので
漫画を描き始めたきっかけはなんですか?
いろいろあったのだと思います…多すぎて思い出せない有様です、すみません。
漫画を描く上で影響を受けたり、リスペクトしているもの(作家様、本、音楽、映画などなんでも)はありますか? 理由もあわせて教えてください。
作家名もタイトルもわからない、大昔に立ち読みでみつけた読切漫画の世界観が未だに好きでいます。もう記憶に美化されてなんなのかわからなくなってそうですが…そして、まだ探しています。
鶏尾先生の好きなカップリングやシチェーションはなんですか? またそのどんなところに萌えを感じますか?
あまり人に言えないようなものばかりです。
最後に、読者のみなさまにメッセージをお願いします。
貴重な場を設けて頂き有難うございます。少しでも楽しんで頂ければ幸いです。