月村 奎先生への質問です。
4月27日に月村先生が原作をされたコミックス『恋になれ!』が発売になります。今の率直なお気持ちを教えてください。
喜びと不安の間で揺れる乙女心です。
『恋になれ!』、とてもストレートなタイトルだと思います! どのようにして決まったのでしょうか?
タイトルを考えるのが苦手で…。苦し紛れの思い付きだった気がします。
それより、担当さんがつけて下さった英文タイトル『Let’s go LOVE!』がツボりました。
悩み多き年頃の小松新と飄々とした教師・進藤の学園ラブストーリーです。このキャラクターたちが生まれたきっかけを教えていただけますか?
生徒が先生を好きになっちゃう設定が好きで、且つ飄々攻とネガティブ受が好きなので、単純に好きなものをかけあわせました。
新のピュアな恋する姿がかわいかったです! 月村先生の考える学生の魅力とはなんでしょうか。
学生時代限定のキラキラした自由がある一方で、学生ゆえの不自由さってあると思うんです。
その眩しさと、ままならない切なさとの対比に、きゅんとします。
進行上、削ってしまったエピソードや、ストーリーのなかでは明かされなかった裏設定などありましたらぜひ教えてください。
新の想いに気付く前の進藤先生が、その道の先輩として、恋愛経験のない新にスキンシップの手ほどきをするシーンを書きたかったです。たとえばキスの仕方を教えてあげるんだけど、教師としてマジキスはまずいから、お弁当のおにぎりのラップごしにとか…。いやそれでも充分まずいけど、進藤的には至って飄々としていて、新だけが心臓壊れそうになってるみたいな感じの…。
すみません、大したエピソードじゃなくて。
作画担当は樹 要先生です! 樹先生とのコラボはいかがでしたか?
すごく楽しかったです!
毎回想像以上にイメージ通りに描いて下さって、しかもネームがものすごく美しくて、拝見するのがとっても楽しみでした。
小説のご執筆と、漫画原作のご執筆では、違ってくる点も多くあると思います。原作をご執筆される際、どのような点にもっとも気をつけられますか?
何も気をつけずに、ただただ楽しんで書いてしまったのですが、
もうちょっと各話ごとの山場とかひきとかを意識して書くべきだったんじゃないかと、このQを拝見して俄かに反省しました。
樹先生の作画で、月村先生が萌えた! というシーンを教えてください。
「おまえは俺のことだけ見てればいいんだよ」っていうときの進藤先生の表情に萌えました。このシーンに限らず、樹先生の描かれる進藤先生はすべてかっこよかったです!
新を応援してくれた仲嶋も気になる存在です。彼にも恋のお話はあるのでしょうか?
仲嶋くんの話も予定しています! …と答えるようにと、担当さんから囁き女将のような書き込みがされていて、激しくツボりました(笑)
樹先生の描いてくださった仲嶋がとてもいい子だったので、彼の恋も成就させてあげたいです。
最後に『恋になれ!』の中で読者のみなさまに注目してもらいたいオススメシーンを教えてください。
進藤先生がコンドー○の包装を口で引きちぎるシーンです。(え…)
樹 要先生への質問です。
4月27日に樹先生が作画を担当したコミックス『恋になれ!』が発売になります。今の率直なお気持ちを教えてください。
月村先生のファンの方が「コレじゃない感」をあまり感じずに読んでいただけたらいいなあと祈るばかりです。
樹先生にとって久しぶりのコミックスになりますが、ご執筆中に楽しかったこと、または苦労されたことはありますか?
担当さんが原稿上げる度に月村先生の反応を教えて下さるので励みになりました。描いた直後に反応を頂けるのはやっぱり嬉しいですね。2話で扉におばちゃんを描いたら担当さんに笑われたり。扉絵は毎回シーンとシーンの間を描いてみたのですが、どの隙間を描こうかと考えるのも楽しかったです。
原作は月村 奎先生です! 月村先生とのコラボはいかがでしたか?
月村先生の作品を拝読して、懐かしい地名を目にするなあと思ったら、同郷だったんです。一方的に親近感を持ってお仕事させていただきました(笑)
月村先生の描かれる攻は大人でカッコイイので、勉強させていただいてます!
最初に月村先生のシナリオを読んだときのご感想を教えてください!
主人公の新くんが繊細な子だー! と(笑) オリジナルではあまり描かないタイプの子なので、ちゃんとキャラの雰囲気が私の絵で出せるかな? と心配になったりしました。
ピュアで恋に憧れる新や、大人の魅力溢れる進藤、明るくサバサバとした仲嶋とそれぞれ魅力的なキャラクターですが、絵にするときはどういう点に気をつかわれましたか?
寮でのシーンが意外と多かったので、私服は毎回結構悩みました。仲嶋くんは今風っぽく柄多目にしてみたり、新くんはシャツなイメージだったので、シャツ率高かったり。先生はセクシーに(笑)鎖骨見えるような服率が高いです。時々先生のおふざけシーンがあるので、どれくらい砕けた感じで描いていいのかしら? というさじ加減にも気を使いました。
主人公の新は寮生活ですが、樹先生は寮生活への憧れなどはありますか?
社員寮に一年半住んだことがあるのですが、四畳半窓なしという夏サウナな恐ろしい環境で、あまりいい思い出はないのです。その分、学生寮に夢見がちになっていたりします(笑)今回学生寮に住んでいたことがある友人に色々アドバイス貰いながら寮風景を描かせていただきました。
『恋になれ!』は学生が主人公のお話でしたが、樹先生の考える学生の魅力とは?
歳を取ると老後のことばかり考えてしまうので(笑)学生の今その瞬間を生きてるゼ! な勢いと危うさでしょうか。つやつやのお肌もまぶしいです。制服にも弱いです。
作画中に、樹先生が萌えた! というシーンを教えてください。
新くんと仲嶋くんのゆりゆりシーンにはいつも力を入れて描いたんですが、力いれすぎちゃうと上手く描けないタイプなので、空回り感が否めません。もっと可愛く描いてあげたかった!
樹先生の次回作が気になるという読者さまも多いはずです! 次回のご予定はいかがでしょうか?
次回は楽しみにしていた仲嶋くん編が始まるはず! …ですよね?兄弟好き的には最終話でちらっと会話にでた仲嶋兄とか気になっていたりします。
オリジナルもちょっぴり考えてはいるのですが、なかなか上手くまとまりそうにないので、いつか日の目を見られるといいな…(遠い目)
最後に『恋になれ!』の中で読者のみなさまに注目してもらいたいオススメシーンを教えてください。
著者紹介と同じですが、一話の遊園地デートでの新君の叶わない夢を語るところと、その後の先生が手を繋いであげるところ。お互い惹かれあうところなので、きゅんとします。