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6月16日に初コミックス『空中抱擁』が発売となります。今の率直なお気持ちを聞かせてください。 |
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はい。率直な気持ちは…すごく恥ずかしい…でもうれしいです。 お力になってくださった担当さまや編集部のみなさまのおかげです…感謝です。 |
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透明感のあるカバーイラストにぴったりな『空中抱擁』というタイトルにはどんな意味が込められていますか。 |
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『空中』という言葉が持つアンニュイで虚無なイメージと 主人公の伶の、足場のみつからない不安でフワフワした心を重ねました。 そんな想いに溶けて消えてしまいそうな伶をしっかりとつかまえて抱き締めてくれる人があらわれる …そんなお話になればいいなぁと思ってこのタイトルをつけました。 |
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『空中抱擁』を描かれる上で、最も楽しかったこと、逆に大変だったことを教えてください。 |
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楽しかったのは…蔵ノ介の素生を描いていくことでした。隠されてた男子力とか…だい好きなので。 大変だったのは…伶が繊細な子なので、恋愛の中で微妙な能動的な変化をしていく部分の描写が難しかったです。 あと…事後なのですが、今回コミックスの装丁を考えるのが楽しくて…希望してたイメージをお伝えした際に担当さまとデザイナーさまがとても素敵にしてくださったのが本当に嬉しかったです…ありがとうございました。 |
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『空中抱擁』で印象に残っているシーン、好きなシーンを教えてください。 |
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印象に残ってるのは…猫の豆蔵が初めてのHシーンに飛び入りしてくるところです(笑) 好きなシーンは…4話目での雨の中のキスシーンです。 |
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『空中抱擁』の登場人物で、好きなキャラクター、苦手なキャラクターなどありましたら教えてください。 |
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好きなキャラクターはやはり伶と蔵ノ介です…あとコッソリと赤石社長(壮年フェチなので) 特に苦手なキャラはいないのですが、描いていて意外におもしろかったのはアキラくんです。 |
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もうひとり(?)重要なキャラクターとして、猫の「豆蔵」が出てきますが、 sayoko先生は何か飼われていますか? もしくは、飼ってみたい動物がありましたら教えてください。 |
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残念ながら1年前に亡くなってしまったのですが、ミケとシャムのあいのこの猫を飼っていました。 もしまた飼うのでしたら、また猫がいいです。猫は静かでけなげでアホおもしろい…ホント可愛い奴です。 |
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伶が音楽が好きな男の子でしたが、sayoko先生はどんな音楽が好きですか? |
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エレクトロニカ、ハウス、ブレイクビーツやテクノが好きです。あとジャズも… 伶もそこらへんもろもろ制覇してる今時の音楽少年のイメージで描いていました。
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蔵ノ介がコーヒー専門の喫茶店を営んでいますが、sayoko先生はコーヒーとお茶ではどちら派ですか? |
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コーヒーです。でも、ブラックだとあまり量が飲みきれなくて…もっぱら甘めのラテ派です。 |
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『空中抱擁』の中で、読者のみなさまにどんなところを注目していただきたいですか? |
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伶と蔵ノ介が、お互いに計算のない部分で惹かれ合っていく こころの変化や様子を見て頂けたら…とてもうれしいです。 |
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ペンネームの由来を教えてください。 |
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おはずかしいですが…本名です。 |
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漫画家になりたいという気持ちはいつからありましたか? 初めて描かれた漫画はどんなお話でしたか? |
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小さい頃から絵を描くことが大好きで、絵本を作る人になりたいなぁとゆう夢はありましたが 漫画家になりたいという気持ちは…まったくありませんでした。 漫画を描くということはとても大変なことですので…自分にはとても無理だと思っていて。 なので、こんな貴重な機会をあたえていただけた事にすごく感謝しています。 はじめて描いた漫画は、なぞのイラスト本みたいな残念なやつでした…。 |
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ジャンルにこだわらず、普段はどのようなお話を読まれることが多いですか? 今までで特に影響を受けた作品がありましたら教えてください。 |
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普段は…写真集や洋書の絵本をみたり集めたりすることが多いです。 あとメカ系のアニメが好きで…繊細な心情と無機質なものがメインになってる作品に惹かれます。 音と光と色があわさってひとつになった奥行きのある世界にすごくこころが動かされます… 特にOVAや劇場版みたいな、クリエーターの完璧な仕事を見ると感動してモチベーションがあがります。 漫画で影響を受けた作品は、萩尾望都先生の『訪問者』です…静かな臨場感漂う名作だと思います。 |
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漫画を描く上で、一番好きな作業、逆に苦手な作業がありましたら教えてください。 |
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好きなのは、主線を描く時でしょうか…あとすべてが仕上がった瞬間です(ホッとする…) 苦手なのはネームですね。 |
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お仕事中、これだけは欠かせないという癒しや心の支えはありますか? |
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愛する音楽があれば!とゆう感じです。 |
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最も好きな攻&受のタイプ、シチュエーションを教えてください。 |
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好きな攻めは…知性があって、ストイックに生きてる強い人が好きです…あと男の色気漂う人。 好きな受けは…清楚だけど妖艶。一歩ひいてるような奥ゆかしさがある人が好きです。 でもどんな受けも攻めもどこか完璧じゃない駄目な部分があるほうが、人間らしくて…いいですよね。 好きなシチュエーションは、超男臭い軍隊や厳しい組織のなかで共闘してたり 逆に対峙してたり…なふたりのどうしようもなく惹かれ合う運命…とか超悶えます! |
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sayoko先生の『萌え』はなんですか? |
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秘密とか…ギャップですね。 表と裏の顔の意外性や、光と闇と両方兼ね備えてる絶妙なバランスとか…ゾクゾクしちゃいます。 |
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最近ハマっていることや気になっていることがありましたら教えてください。 |
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黒にんにく…アレすごいです…匂いないし美肌になるし、貧血もやわらぎます。伝授してくれた親に感謝…! あと香水やアロマをちまちま集めてます。 |
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漫画を描くにあたって、sayoko先生が最も大切にしているのはどんなことでしょうか。 |
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言葉にならないムードや臨場感がだせるようになれたら…と日々勉強中です。 |
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最後に、読者のみなさまにメッセージをお願いします。 |
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はい。 えと…処女作で、本当に色々荒く未熟な部分がむき出しの作品なのですが それもふくめまして、すべてではなくても、たった一瞬でもよいので 読んでくださった方の心の琴線にふれて頂けたら嬉しいなぁと思っております。 どうぞよろしくおねがいいたします! |
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