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作品紹介

あらすじ

華やかな一流ホテルの裏方・企画課に勤める天宮の仕事は、コンシェルジュの依頼を受け、宿泊客の希望を叶えること。やりがいはあるが、美貌のチーフコンシェルジュ・朧谷からの注文は無理難題ばかりで、翻弄される毎日だった。けれど最初は完璧で冷たく見えた朧谷の素の可愛らしさに触れ、どんどん彼が気になる存在になり──。
だが恋愛に熱など持ったことのない非恋愛体質の天宮は、アプローチの仕方も分からない。そんなとき遊び人の悪友が朧谷を狙っていると知り……!?

かわい有美子先生オススメシーン

急な雨に傘を持たない二人。天宮が雨よけにジャケットを朧谷にかぶせて二人で駅まで走るシーン
かなり初期の段階でポンと頭の中にイメージできたシーンなので映像的に自分の中でもかなりクリアなところでしょうか。気に入ったシーンなので、挿絵もここでお願いしました。

人物紹介
インタビュー

ノベルス『恋するクラゲ』はじめ、作品に対しての質問です。

11月29日にSHY NOVELSでは2作目となる『恋するクラゲ』が発売になります。今の率直な気持ちを教えてください。

当初の予定とはかなりキャラもストーリーも構成が変わっているのですが、楽しんでいただけるといいなと思います。

『恋するクラゲ』は歴史あるホテル・タカクラを舞台にしたお話です。ハイスペック残念イケメンな天宮と美貌のコンシェルジュ朧谷のかけひきや、ホテルマンらしい華やかさが心地いい作品ですが、このお話が生まれたきっかけを教えてください。

最初は朧谷がかぐや姫をモチーフに白衣を着た研究職の気難しい美形…という予定だったのですが、 プロットを出す頃に有名ホテルのキラキラの宴会場と、それとは裏腹な倉庫のような味気ないバックヤードを垣間見る機会があったので、設定が大きく変わりました。

今作は挿絵が草間さかえ先生でしたが、草間先生のイラストということで意識されたことはありますか?

最初から!…です(笑) 草間先生の独特の色香とひと癖あるキャラが好きなので、特に朧谷はかなり鮮明に草間先生のイラストをイメージして書いてました。逆に天宮は草間先生にラフをいただいて、はっきりとビジュアルやキャラのイメージが固まった気がします。

メインキャラクターが「クラゲ」と揶揄されたり、掃除が得意ではなかったり、完璧に近いのにどこか足りないのが魅力だと感じました。天宮と朧谷はかわい先生から見てどんなキャラクターでしたか?

それなりに出会いも多い職場で、イケメンや美人なのに、特定の相手がいないというのはやはりそれが納得できる理由がいるかなと。 リアルな日常生活でも何も本人に問題なさそうなのに、決まった相手がいないのは本人に何かポリシーでもあるんかいと思う方がいるので、そのあたりも踏まえて書いています。

今作のキャラクターは名前が印象的で、各キャラクターごとの雰囲気がとても表れていると感じました。名前、というのはキャラクター作りでも大事な要素かと思いますが、心がけていることはあるのでしょうか?

作品にもよりますが、普段は受はあまり受け受けしくない名前。逆に攻は女性的な名前の方が色っぽいような気がして、やさしめの名前をつけていることが多い気がします。

作中には登場しなかった隠れたエピソードや、実は……といった裏設定がありましたらぜひ教えてください!

…あったかな?
実は朧谷の名前は、大学時代の教授の名前から拝借していたり…。すみません、すみません。すごくインパクトのある名前だったので、お借りしました。悪意はさらさらないのですが、喜ばれるとも思えないです。朧谷を京都出身にしようかと最後まで迷って、結局、触れずに終わりました。実は京男かもしれないです。 

『恋するクラゲ』の中で、読者のみなさまにぜひ注目していただきたいポイントを教えてください。

あまり詳しく書き込んでいないですが、ホテルの外観そのものはラッフルズホテル。内部の造りは明治村にある旧帝国ホテルや、今の奈良ホテルを漠然とイメージしてました。注目してね…っていうような内容じゃないですね。ごめんなさい。
あと、朧谷も天宮もまだ完璧なホテルマンではないところでしょうか。これが百パーセント正解という答えのある仕事ではないので、どちらも試行錯誤しながらよりよい結果を出そうと日々を送っている仕事人間をイメージしています。

かわい有美子先生ご本人に関する質問です。

現在のマイブームはありますか?

…果物? この間まではイチジク、今は西洋なしをせっせと食べてます。贅沢品だけど、旬のフルーツって本当に美味しいですよね。

もしも、かわい先生がホテル・タカクラのVIPであったらどのようなお願いをしたいですか?

…小者なので、思いつきません。執事のつくホテルもあるそうですが、多分、お願いすることが何もない。強いていえば、普段のお仕事ぶりやバックヤードの様子をこっそり見せてください…、というぐらいでしょうか。 個人的には、それだけですっごく楽しいと思うのですが。

今作中で天宮はドイツ語を操りますし、前作の『ルーデンドルフ公と森の獣』ではドイツ人のユリアンが登場しました。かわい先生はドイツがお好きなのでしょうか? また、かわい先生の考えるドイツの魅力をぜひ教えてください。

ドイツは子供の頃に読んだアンデルセンやグリム童話などの関係で、わりに親しみがある気がします。お姫様やお城、狼の国というイメージは、外国の方が日本に持つニンジャ、フジヤマ、ゲイシャレベルなのかもしれませんけど。国民性も真面目で、たまにそれが行き過ぎちゃうあたりもいいですよね。日本人の真面目さとはかなり種類が違うようですが、フランスやイタリアに比べると感性や情熱の向く方向も理解しやすい気がします。

2014年も残すところあと一ヶ月です。今年はかわい先生にとってどのような年でしたか? また2015年の抱負はありますか?

あっという間の一年でした。毎年、同じことを言っているような気がしますが、仕事も家の中も整理整頓して、余裕ある日々を送りたいです。

最後に、読者のみなさまへメッセージをお願いいたします。

ここまで目を通していただいてありがとうございます。今回、わりにのんびりした、煮え切らない大人の恋のお話をイメージして書いてみました。楽しんでいただけると嬉しいです。

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作品紹介

あらすじ

大学の研究室で建築史学を専攻する藤森は、ドイツ人のユリアン・ルーデンドルフ公が所有する旧蜂ヶ谷伯爵邸へ学術調査に訪れた。
深い森に囲まれた古い館に住むのは、寡黙な大男のユリアンと二匹の猫、それと無愛想な召使いたち。山奥すぎて携帯は圏外だし、テレビもラジオもなく、敷地は広大で出かけることもできない。そんな閉ざされた空間に初めは戸惑っていたが、無骨な熊男だと思っていたユリアンの別の顔を知り、藤森は俄然楽しくなってくる。
おまけに朝靄のなか森を走る神秘的な獣を見かけて──!?