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それでは、ファンの皆様お待ちかねの遠野先生のインタビューです。いってみましょう!!
貴族シリーズを書くことになったきっかけを教えていただけますか?
遠野春日先生(以下T)-
これはたぶん、担当様と雑談していた際に、
こういうのもいいですよね、という話が出て、ということだった気がします。
もともとわたしは読む分にも貴族ものが好きだったので、じゃあやりましょうか、と気軽に方向性が決まったような。

作品を書くにあたって、遠野先生はどういうイメージから執筆を始められましたか?
T-やはりハーレクイン調、というのが最初のイメージでしょうか。
最後はハンサムな大金持ちの下で幸せになる主人公。そこに貴族という要素が加味される、みたいな捉え方でした。

貴族といいますと、日本ではなかなか馴染みがありませんが、どんなイメージを持っていらっしゃいましたか?
T-単なる成金ではなくノーブルで上品で独特のプライドを持っている人たち、
ということになるでしょうか。一番大事なのは「独特の」プライドという点だと思いました。価値観の基盤が常人とは違うというのか。

これまで三作の貴族シリーズを執筆されました。苦労されたのはどういう点でしょうか?
T-苦労……。貴族シリーズだから苦労した、という点はないです。
ノベルズサイズの作品を書き上げるのには毎度それなりの辛さはあるのですが、内容に関する苦労を特に味わった気はしません。 わたし、いつも天然で書いているので(笑)。

いつも印象的なタイトルの貴族シリーズですが、タイトルはどういう風に考えられたのでしょうか?
T-1冊めと2冊目は本当にその場でするりと浮かんだ一発タイトルです。
冗談のつもりで言ったら通ったという。3冊目は担当様と相談して決めました。
シリーズものとして統一感のある語調を心がけています。

これからも貴族シリーズは続きますが、どんな展開を考えていらっしゃいますか?
T-具体的なストーリーはまだ考えていませんが、これまでの攻め様たちは、 実業家的な側面も併せ持っていましたので、一度、本当に一日中なにもしないで暮らしていける人、というのを書いてみたいです。
毎日考えることは「どうやって○○を泣かせて悦ばせてやろうか」的な享楽的ハンサムもいいかも……と。

よければ、次回作のことを教えていただけますか?
T-いやー、白紙です。すみません。たぶん来年に入ってから明確な方針が決まるのではないかと思われます。

遠野先生、貴重なお話をどうもありがとうございました!