榎田尤利先生の魅力的な作品は、他にもまだまだたくさんあります。編集部の独断でカテゴリーにわけてオススメしてみました!
『ひとりごとの恋』(イラスト:鳥人ヒロミ)
おれのものになればいいのに。
切れ者と評判の菱田友也が思いがけず片恋の相手・牧野卓巳と同居をすることになった日、幸せとともに禍もやってきた。牧野の弟・悦巳だ。兄貴への想いをばらされたくなければと脅され始った奇妙な共同生活。だが、思いがけない優しさを見せる悦巳に菱田の心は… 2002年9月発売
『弁護士は恋を自白する』(イラスト:茶屋町勝呂)
資産家でエリートで美貌の主。でも、恋だけがうまくいかない!
N.Y.でプロのダンサーを目指す潤也は、怪我をした足が癒えるまで財閥の御曹子でエリート弁護士アシュリーと共に過ごすことになた。戸惑いつつもアシュリーに惹かれる潤也。少しずつ互いを知り、全てがうまくいくかに思えたある日、ふたりの間に誤解が生じ…。 2003年1月発売
『執事の特権』(イラスト:佐々木久美子)
ご主人様、一年三百六十五日二十四時間、私はあなたにお仕えします!?
業界大手の乃木坂製薬の営業職の面接に出向いた仁は、なぜか特別秘書候補として、執事教育を受けながら、乃木坂製薬経営企画室本部別室室長であり、創始者の孫である乙矢の住む屋敷で暮らすことに。乙矢は美貌の貴公子さながらだが、現実は潔癖性で人間嫌いで毒舌家でわがままでひとりよがりで神経質な男で、仁はまるでバイ菌扱いを受けるはめに! 2006年1月発売
『神様に言っとけ』(イラスト:紺野キタ)
愛も知らず 恋も知らず
ある事情から『純粋なる人』と恋愛関係を成立させなくてはならなくなった惣田洋一は花屋に勤める眼鏡の十八歳男子・久慈 眞と恋愛すべく努力していた。どこか野暮ったい眞はオドオドしていて魅力なんてないはず、だったのだが!? あなたは恋の奇蹟を信じますか? 2003年11月発売
『菫の騎士』(イラスト:ライトグラフⅡ)
憎んでいるはずなのに恋をしてしまう…
お伽の地と呼ばれる緑豊かなベネボレントの領主・アルヴィンは、ある昼下がり、菫の褥で眠る男と出会う。それは、幼い頃を一緒に過ごした大好きな従弟・ダンテの成長した姿だった。優しく、可愛らしかったダンテは、いまでは逞しく立派な、けれど何を考えているのかわからない青年へと様変わりしていた……哀しみと憎しみ、そして勇気と愛の物語、誕生! 2008年5月発売
『寡黙な花』(イラスト:雪舟 薫)
ここには俺とあんたしかいない
櫻林院侯爵家の跡取り候補として三峯邦彦は櫻林院家を訪れる。そこで数年ぶりに人前から姿を消していた従兄の千早と再会した。なぜ嫡男である千早が家督を継がないのか? 疑問を抱きつつも邦彦は櫻林院家を専横する。そこにはどうしても手に入れたいものがあったのだ! 2004年8月発売
『華の闇』(イラスト:蓮川 愛)
触れることも抱くこともできる。けれど、自分のものにすることは決して叶わない存在…
客に惚れたら、遊女は地獄……
仕事相手である西苑寺子爵に連れられて吉原を訪ねた南条貴師は、そこで四年前 自分の前から突然消えた少年と再会する。しかし彼はいまや吉原の奇蹟、吉原唯一の男遊女、華嵐たった!! 過去を忘れ、遊女として振る舞う華嵐。遊女を憎み、嫌う南条だったが、華嵐が見知らぬ男に抱かれる姿を思うと、自分でも抑えることのできない激情に囚われる。ならばいっそ自分の手で……華嵐の水揚げを決意する南条だったが──豪華絢爛吉原遊廓絵巻!! 2007年5月発売
『誓いは小さく囁くように』(イラスト:佐々成美)
もう、認めるしかない。こいつをとても可愛いと思っていることを。
結婚も愛も信じないウエディングプロデュース会社社長の若宮瑛児は、ある夜ひとりの酔っ払いを拾う。顔は可愛いが態度は可愛くない、現在スランプ中の天才マリエデザイナー・智夏だ。智夏はスーツを汚した代償に、若宮の会社に住み込みバイトをすることになるのだが… 2005年5月発売
『権力の花』(イラスト:新田祐克)
権力という闇のなかで欲望と真実がぶつかりあう!!
次席検事を父に持つエリート検事・蔵持楓は類い稀な美貌と優れた頭脳の持ち主であることから『思想部の宝石』と呼ばれている。すべてに恵まれた順風満帆の人生。しかし、内実は大きく異なっていた。誰にも言えない持病。父の手駒としての男とのセックス。そして、見知らぬ誰かからの脅迫…。生来のプライドの高さゆえに、弱音を洩らすことなく生きてきた楓だが、ある日、取り調べの対象である大学教授・陣内幸也からデートに誘われる。奔放な魅力を持つ陣内。彼は敵なのか、それとも…!? 2005年5月発売
『普通のひと』(イラスト:木下けい子)
ただ恋がしたい。胸をどきどきさせたい。
コンビニのおにぎりなら『赤飯』。それがマイルールの花島光也は、ある夜、最後のひとつの赤飯おにぎりを見知らぬ男から譲ってもらった。『お洒落』よりも『誠実』という表現が似合う、でも、どこにでもいるような男だ。数日後、編集経験があると偽って入った出版社で光也はその男、的場宗憲と再会するのだが!?
普通に生きてきたはずが、恋した相手が同性だったら? 臆病な大人たちに贈る、思わず恋がしたくなる物語!
『普通の男』『普通の恋』に書き下ろし『普通のオジサン』も収録。 2009年3月発売
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