さて、今度は榎田先生のSHY NOVELSでのこれまでをシリーズ作品を中心に振り返ってみましょう。
サラリーマンラブからヤクザまで、いろんな物語がありますが、あなたのお気に入りは見つかるでしょうか?
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『ソリッド・ラヴ』
ひとめ惚れって信じてる!?
「選択肢はみっつある。逃げるか、受け入れるか、試してみるか」顔よし、頭よし、性格悪しのパーフェクト男・伊万里敦彦は同じ男でもつい目で追ってしまうほど、いい男だ。そんな伊万里から告白された吾妻。ホモじゃないはずなのに、伊万里に触られるのは気持ちよくて、もっと近くに伊万里を感じたくなる。そんな時、ふたりの気持ちがすれ違い…!! 吾妻、伊万里を翻弄する!?
2000年11月発売
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『レイニー・シーズン』
恋に嫉妬はつきものだけど…
「なにがあったんだ、吾妻。さっきから僕を避けてる」つきあい始めて半年、後輩もでき順調だった筈の吾妻と伊万里だが、伊万里の昔の恋人・柳田が現れ、何かが少しずつ狂い始めた…。すれ違いの毎日が続くなか、吾妻は仕事でもトラブル続きで…!? ジェラシー・ラヴ登場!!
2001年6月発売
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『オール・スマイル』
恋は50:50 吾妻、伊万里を追いかける!?
「僕はおまえにふさわしくない。別れよう」元気が魅力の吾妻と、無愛想だが限りなくパーフェクトに近い男・伊万里はつきあって三年めになる商社マン。だが最近、過保護が過ぎる伊万里に、吾妻は反発を感じがちで…。そんなある夜、伊万里が原因で吾妻は窮地に立たされてしまう。責任を感じた伊万里は吾妻に別れを告げる。だけど、恋ってひとりでするものじゃないはずだ! 吾妻&伊万里完結編!!
2002年2月発売
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『ワークデイズ』
オレのものになれよ、可愛がってやるから!
「懇願はするけど、無理強いはしない」総合商社ナノ・ジャパンに勤める王子沢恵は出張先のバンコクで、真面目で頑固だけれどどこか可愛げのある男・榊孝美と知り合う。榊は気がついていないが、ふたりは同じ契約先を争うライバル同士だった。榊に惹かれた王子沢はせっかくの楽しい雰囲気を壊したくなくて、バンコク滞在中そのことを隠し通す。だが、出張から戻って出席した異業種交流会でふたりは偶然にも再会する。事実を知った榊は王子沢に冷たい反応をするのだが…!?
2003年6月2日発売
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Q.お気に入りのエピソードもしくはキャラクターは?
A. やっぱり、カニのところ(笑)なんで王子沢はあんなにカニが好きなんでしょうか。 ちなみに私も友人たちと年に一度カニパーティーを開催しております。焼きガニをするためだけのグリルを買ってしまった……。
Q.執筆時の印象深いエピソード
A. 伊万里がどんどんヘタレていくので、自分でもちょっと心配になりました。 のちに、自分の攻めは基本的にヘタレていく運命にあるのだと気がつきました。
作品についてコメントをお願いします。
A. はじめての一人称小説だったのですが、すごく書きやすくて楽しかったです。 吾妻のノリツッコミは、のちに芽吹が継承します(笑)
⇒ オススメのシーンはこちら!
吾妻&伊万里シリーズといえば、本命伊万里を脅かす人気だったのが王子様こと王子沢。吾妻と王子沢のテンポのよいかけあいです! なかでも『ソリッド・ラヴ』のクリスマスの蟹について語るシーンは、いつ読んでも吹き出すおもしろさ。
お仕事などで疲れたときは、ぜひ夜のお供に。元気をもらえる一冊ですよ♥
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